5G Indoor modem

Editor’s Corner—Verizon says its new indoor/outdoor prototype 5G modem solves one of the biggest 28 GHz problems | FierceWireless

28GHz 帯は 5G で利用が見込まれている周波数帯である。空き帯域が十分にあるため占有帯域幅を広くとることができる反面、遮蔽の影響を受けやすいという特徴がある。そのため、例えば LTE のように屋内浸透が望めない。

ガラスを隔てて、屋外の端末と屋内の端末を挟み込むようにして設置し、それぞれが通信できるようになっている。「モデム」とある事から、28GHz 帯を再輻射しているわけではなく、屋内端末が一種のルータのような動作をするようだ。

記事にある Verizon は、Pre 5G として FWA での先行サービス展開を目指している。当然、屋内向けのサービスである。FWA で 28GHz 帯を活用する場合、家の外壁等に端末のアンテナを設置し、そこから屋内に引き込むための工事をする必要がある。今回のような装置を使う事で、そういった工事が不要となるので、ユーザとしても光ファイバのようなものを使うと出てくるような工事が不要で、5G To The Home を利用できるという事になる。