5G repeater

SK Telecom Plans to Extend 5G Range With Repeater | Light Reading

SK Telecom が 5G 向けのリピータを開発したとの事。

リピータは 3G や 4G の頃から日本でも使われている。いくつも種類はあるが、一般的なメリットとしては回線の敷設が不要、比較的小型といったところが挙げられる。一方で、伝播する電波を受けた上でそれを増幅し再輻射するという性質上、適切なエリア設計を行わなければ干渉源も増幅させてしまうため品質が(設置前よりも)低下するというデメリットもある。

記事によると above 6GHz という事なので、高い周波数帯の持つ「直進性が強く、エリアカバレッジを確保しづらい」という問題を解決するためにはリピータは有効な手段と言える。直進性の強さが功を奏し、相互干渉となりづらいと想定されるからだ。

ところで、above 6GHz という事で Massive MIMO およびビームフォーミングのエリア配下でリピータが運用される事になるのだろうが、その場合にどのようなリソース確保が行われるかは興味深いところである。特定のビームをリピータ用に占有するような形になるのかもしれない。そうなると、Massive MIMO の一部を無線エントランスのように運用するような感じか。