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自動車業界と通信業界が深に交わる日に向けて

Automakers Cozy Up to Intel, Qualcomm for 5G Standards | News & Opinion | PCMag.com

欧州の自動車メーカが IntelQualcomm といった企業に接近しているという話。欧州を中心とした GSMA が cdmaOne を牛耳る Qualcomm と激しい戦いを繰り広げていた過去を振り返ると、なかなか感慨深い。ちなみに、激しい戦いを繰り広げたと勝手に記憶しているけど、そういうものを述べた記事はネットになかった。

自動車電話というものがあり、今の KDDIトヨタ資本の TWJ が母体の一つになっていたりと、そこまで遠い存在ではない二つの業界である。しかし、何十年もの間、自動車は自動車、通信は通信とそれぞれ固有に進歩を遂げていたわけで、お互いのノウハウが重なるというところはあまりなかった。自動車の制御に関する通信に、セルラ通信の技術が使われる事はほとんどない。自動車の特性を活かした無線通信インタフェースが備わっているという事もほとんどない(当然、自動車に限らずモビリティは想定しているが)。

両者が密接に関わるポイントとしては、次の二つのだろう。

  1. 自動車の制御に関わる部分にセルラ通信による介入が出てくる。例えば、基地局から危険を知らせる信号を受信した場合、より低いレイヤで自動車の制御(緊急ブレーキなど)が行われる。
  2. 自動車の制御のため、より低遅延かつ、セキュアなセルラ網の設計が行われる。緊急信号の類が悪意のあるノードによる虚偽であってはならないからだ。